エニアグラム

 

エニアグラムは、私たちには生きるための根源エレルギーセンターが3つあるといいます。本能センター・感情センター・思考センターの3つです。

 

しかし、ほとんどの人はそのうちの1つのセンターを得意とし、偏った使い方をしています。そして、そのセンターのエネルギーをどのように使うかで、さらに3つのタイプに分かれます。つまり全部で9つのタイプがあるということになるわけです。

 

 人は幼少期から、不快な出来事に対処するために様々な防衛手段をとります。いやなことがあった時に、怒りをぶつける子もいれば、すっとその場から離れる子もいます。じっと我慢していい子でいようと努力する子もいるでしょう。そして、それぞれ、ほとんどいつも同じ態度をとります。その子にとってはそれが生きのびる上での得意な防衛戦略だったわけです。そして、人は大人になってもずっと同じ防衛戦略で社会の荒波を乗り越えようとします。しかし、結局それはバランスを欠いた「歪(ゆが)み」や「囚(とら)われ」となって、当人を苦しめることになります。

 

大切なのは、その「歪み」や「囚われ」に気づき、バランスを取り戻す指針(地図)を手に入れ、もっと生きやすくなることです。エニアグラムはまさに、各自の防衛戦略、歪みや囚われ、そしてバランスよく生きるための地図を提供してくれるのです。エニアグラムが単なる性格判断ではなく、「人間学」と呼ばれるのはそのためです。

 

私自身エニアグラムと出会って、自分のいつものクセやパターン、そしてその問題点と解決策がとてもよく理解できるようになったと思います。そしてなにより他人のことも一つの個性として受け入れやすくなりました。

 

親子げんかや人間関係の摩擦もエニアグラムをとおして眺めると、深い理解と共感をもって受けとめることができるようになります。子育てが随分楽になったとの声もたくさんいただきます。そして、何よりも自分自身と仲良しになることができます。自分なんてという決めつけから解放され、自分のいいところに気づくことができ、そして、バランスよく生きるためのヒントをたくさんもらえる、それがエニアグラムです。

 

※ 「風の通り道」ではエニアグラムに興味がある方には、カウンセリングのセッションの中で詳しくご説明いたします。また、ご希望の方にはグループでの学びの場(ワークショップ)も提供しています。何もご存じなくても一から学べますので、気軽にお問い合わせください。

 

           エニアグラムを日本で初めて紹介された鈴木秀子先生と

 

【おすすめの本】

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